ボクの某国論
其の三十四 まき散らされたMade in China!の巻    
 2019年末に湖北省1000万都市武漢市で発生した「武漢ウィルス」は、面子を重んじる某国政府からWHOへ政治的圧力もあって「新型コロナウィルス Covid-19」(Corona Virus Disease, 2019と呼ばれるようになった。コロナウィルスの周りの突起上のものが太陽のコロナに似ているからその名前がついたが、“新型コロナ“と言えば私のようなおじさん世代では、一昔前のトヨタ人気乗用車コロナの新型車に聞こえる。幸いなことに今コロナの名を冠した現役乗用車が市場にないので、トヨタさんも良かったが、もしCで始まる車名にこだわってまだコロナシリーズを出していたら商売上相当なダメージを受け、WHOに対し損害賠償を請求したくなっただろう。そういえばお国は違うがコロナビールの売上がえらいことになっていたはずである。

話が飛んだが、2002年に某国に赴任した私は翌年に広州・北京で猛威を振るったSARS流行の影響をもろに受けた経験があるので、今回も某国政府の隠匿体質がいかんなく発揮されたことに驚かなかったが、あれから20年近く経過したのになんの進歩もなく、あぁまた同じことやっている・・・って呆れるばかりだ。2003年のSARS時は隠匿体質から被害拡大が止まらなかったので、某国政府はずいぶん反省したはずだったが、地方政府役人の党中央への忖度と自己責任回避体質は相変わらずである。また今回は党中央が口止めさせていたという話も聞こえる。

SARS(重症急性呼吸器症候群 Severe Acute Respiratory Syndrome)の時は、当初中央政府が感染状況を隠しまくったので 200211月に最初の症例が出ても有効な防御策を採れず拡散し、感染者の致死率15%~20%という強烈な毒性を持つこのウィルスは南の広州で発生拡大後、飛行機・鉄道・車などの移動手段で国内移動しながら、何と首都北京で翌2003年猛威を振るった。2020年より更に情報開示が進んでいない江沢民時代で有ったが、某国政府は騒ぎが大きくならないよう、医療体制整備より情報統制のほうにより多くの力を入れた為、一般人にはその恐ろしさが伝わらなかった。この情報統制のお陰?で某国首都で猛威を振るっていた時期も一般庶民はあまり身近に感じることもなく、知らされない分恐怖心もなかったが、治療にあたった医師が次々に2次感染で亡くなって行った事はSNSなどで拡散され、医療現場での深刻さは想像できた。幸いなことに新型コロナCovid-19ほど感染力が強くなかったせいで、三密が大好きな某国人社会でも全土に感染者があふれ出るほどガンガンとは広がらなかった。

 ただ首都で感染者が増えるという最悪の展開で、政府はメンツ丸つぶれである事は間違いない。当時首都北京では外出規制はなかったが、路面店舗・工場の厳しい営業規制や封鎖が行われ、あちこちの遊楽地・遊楽施設も当然閉鎖され夜飲みに出ることもできなくなった。春節の休みに暇を持て余した私は、20032月春節の長い休みをどう過ごすか考えた挙句、何十年ぶりにプラモデルと塗料を購入してアパートで毎日シコシコ作業して暇をつぶす事にした。この時は、各地県・区間の移動制限だけで住居エリア毎の封鎖はなかったし、会社ビルの立ち入り制限もなかったので、顧客訪問はさすがに難しかったがオフィスでは普通に仕事ができた。思い返せば、当時の某国首都ではマスクをしている人もほとんどいなかったし、そんな指導もなかったと記憶している。某国が報道統制している反面、日本ではマスコミ各社がいつものように過剰な報道展開するものだから、あちこちから「大丈夫ですか??」と心配の電話がかかってきたし 日本大使館主催のSARS説明会には、報道各社ぼカメラが放列のように並んで大変な騒ぎであった。実際は、日本人や朝鮮人はたしか一人も感染者が出なかったので 「中国人だけが感染する疫病・・・」みたいなイメージが強くなって、この時も「中国ウィルス」と呼ばれかけたが、某国政府の反対と政治的な圧力で20034月に「SARS」と名付けられた。のちに中東で流行したウィルスが「MARS」となったので本来ならChinaCで「CARS」か広東のGで「GARS」と呼ばれてもおかしくない。

SARSに続き今回も「出生地が某国」の新型ウィルス”新型コロナ”、自然発生とは言え何でも食べてしまう某国人が、またまた希少動物を食したことから始まった。自然界は自然の摂理で動いており、摂理に逆らって行われた行為には時に恐ろしい結果をもたら事とがある。梅毒は、アメリカ大陸へ新生活を始めた欧州の移民が女性が少ないことから性欲のはけ口として羊の肛門や膣を使ったことから、羊の大腸内細菌が感染源とされる。最近では、同性愛者が肛門での性行為からAIDSが蔓延して世界中に大きな犠牲者が出た。肛門は排せつ物や体内の菌を排出するところであり、本来性交に使ってはいけないのである。性交に使う性器には尿管も走っているが、基本的に尿は無菌であるため尿では菌を媒介しない。身体は実に良くできているのである。

食べ物についても食物連鎖の法則で考えるなら鳥肉、羊肉、豚肉が古くから食され、身体にも負担が少なく安全である。次に牛肉が来るが消化は良くない。魚類も海では食物連鎖の頂点近くにいるクロマグロより、栄養価から言えば食物連鎖の底辺に位置するイワシ、サバ類のほうが食物として身体に合っている。昔から得体の知れないものを食することは、リスクを伴うものであったので飢餓が来ない限り未知な食べ物に手を出すことは少なかった。某国では50以上の民族がいるので、それぞれの食文化があるのは理解できるが、極意一部の人は興味本位で食材の垣根を超えゲテモノ食いに走るので、色々な事が起きるのである。これからも恐らく510年周期ぐらいで再び新型ウィルスが生まれ拡散していく事が考えられるので、周辺国も充分アンテナを張っていないといけないのであるが、発信元の隠匿体質が変わらなければまた同じ結果をもたらすだけである。


世界経済の牽引車みたいに持ち上げ、一路一帯政策に共鳴して投資も受け入れ、安い”made in china”を沢山輸入し、"china money"を落とす観光客を受け入れてきた西側諸国、東南アジア、アフリカなど我が国も含めた多くの国が、いっしょに入って来たMade in china Virus"に今苦しめられている。(2020/4/15 記)

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